僕が鬱になった経緯

僕が鬱になったきっかけはゼミ・卒業研究でした。

自分が所属していた研究室は学内では厳しいと評判でした。きつい環境に身をおくことで自分の成長につながると思い、自ら希望して配属になりました。

はじめはやる気いっぱいで研究室に通っていました。

当時は卒業研究というものがそれまでの勉強と違うということが理解できませんでした。

特に戸惑った2点の比較です。

勉強

・課題が出たら、レポートを完成させて提出し、出来で評価される。

・試験では自分の力だけで問題を説かなければならない

研究

・指示に対して取り組んだ過程を報告し次の指示をもらうの繰り返し。

・わからなければ他の人(教授や先輩、同級生)に相談しても良い   

 

「指示を完遂して報告しなければならない」「良い結果が報告できないと評価が下がる」「教授はこれくらいならできると思って、僕に指示をくれたのだから自分一人で課題を乗り越えなければいけない」などの強い思い込みが自分にはありました。

 そのため、教授、先輩に質問相談できず、手当たり次第に調べ物をしたり、なかなか実験の計画を立てられなかったりしました。

時間がだけが過ぎてしまい、教授に報告するときには追い詰められてしどろもどろになってしまい。教授には「全然進んでないないね。」「君が何を言いたいのかわからないもう少し考えをまとめてきなさい」と言われ、傷ついてしまいました。そんなことを何度も繰り返し、教授に会うのが怖くなりますます報告に行けなくなっていきました。

徐々に研究室に行くのが億劫になりました。配属されて1年たったある朝、登校するときに玄関で涙が止まらなくなり、病院に行き鬱と診断されました。